【覚えるべき】炎症に関する言葉!

炎症と治癒
wound healing process. Hemostasis, Inflammatory, Proliferative, Maturation and remodeling. Tissue injury and inflammation. Immune system. vector diagram for medical, educational and scientific use.

炎症で身近なようで、よく分からないですよね。
そんな炎症を学ぶ上で、覚えるべき言葉を紹介していきます。

目次

目次

  1. ・炎症
  2. ・炎症性サイトカイン
  3. ・サイトカインストーム
  4. ・炎症消退メディエーター
  5. ・アラキドン酸カスケード
  6. ・アラキドン酸カスケード拮抗
  7. ・マクロファージ
  8. ・余談

・炎症

炎症は、体を外敵から守る防御機構であり、
壊れた体の組織を再生しようとする、
効率の良いメカニズムです。

つまり免疫反応として細菌やウイルスをやっつけたり、
体内の死んだ細胞を効率良く除去したり、
再生のために必要な細胞を招集して、
再生を早く終わらすことです。

風邪をひいたときに、のどが炎症を起こしたり、
怪我をしたときに腫れるのは、
怪我の傷の再生のために、
色んな細胞が招集された結果なのです。

通常、問題があるとすれば、
炎症を消退するメカニズムが上手く作用しない人たちがおり、
その人達にとっては、アレルギーという形等で害をもたらすことです。

・炎症性サイトカイン

炎症を引き起こす、つまり必要な細胞を集めるための、
召集令状 兼 通行許可証
これが、出ると特定の場所に、
炎症に関わる色んな細胞が集まります。
ちなみにアラキドン酸という脂肪酸を基に作られます。

・サイトカインストーム

炎症性サイトカインが大量発行される状態ですね。
もはや「バスターコール」のような感じなのでしょう。
起きると誰にも止められないようです・・・

・炎症消退メディエーター

炎症の逆で、集まった炎症に関わる細胞解散させたり、
これ以上、細胞を集まれないようにする指示書ですね。

炎症により目的が果たされた後に出てくる物と、
そもそも炎症を解消する作用の物とがあるようです。

前者は炎症性サイトカインと同じ、アラキドン酸から作られ、
後者は、EPA(エイコサペンタエン酸)
DHA(ドコサヘキサエン酸)という脂肪酸から作られます。

・アラキドン酸カスケード

アラキドン酸の滝という意味です。
これは、アラキドン酸という出発物質さえあれば、
下流のサイトカインは滝のように生成できるという意味だそうです。

つまり、体内の中にアラキドン酸がたくさんあって、
免疫細胞炎症性サイトカインを発行すると、
瞬く間に、炎症反応が起こるということです。

・アラキドン酸カスケード拮抗

実は、アラキドン酸カスケードの流れを弱める物質が存在します。
それが、EPADHAです。
アラキドン酸カスケードは実際には、酵素によって、
様々なサイトカインに作り変えられますが、
同じ酵素によって、炎症消退メディエーターに作り変えられるのが、
EPADHAなのです。
つまり、血液中にEPADHAが存在すると、
アラキドン酸カスケードの勢いが弱まり、
炎症消退メディエーターの作用も相まって、
マイルドな炎症になる可能性があります。
逆に、アラキドン酸よりもEPADHAが多いと、
ちゃんとした炎症が起こせず、免疫力が下がる可能性もあります。

いつかまた記事にしようと思いますが、
現代人はアラキドン酸が多くなりやすいです。
そのため、健康にEPADHAが良いと言われています。
これは、炎症におけるバランスが取れるからですね!

・マクロファージ

貪食細胞。体内の掃除屋さん。
自分達だけで、掃討対象のゴミを処理をしきれないなと感じると、
炎症性サイトカインを発行して、好中球などの仲間を招集します。
大量のウイルスや、大量の細菌、
あとは、大量に死んだ体の細胞などの処理の際に、
炎症性サイトカインを発行するようです。
これの酷いやつが、サイトカインストームですね。

・余談

余談ですが、炎症が起きやすい体質の人は、
単純にアラキドン酸が多くて、EPADHAが少ない可能性があります。
もしくは、酸化ストレスが強すぎて、
EPADHAが壊れやすい環境にある方。
EPADHAは、アラキドン酸よりも酸化されやすいです。
なので、もともとアラキドン酸の方が多くなりやすいのです。

ちなみに、炎症が起きやすい体質の人とは、
アレルギー体質の人や、湿疹が出やすい人、
喘息等の炎症性疾患を持っている人などです。

おそらくアラキドン酸カスケードの勢いが強い人なのでしょう。

炎症は、動脈血栓肺や肝臓や腎臓の線維化
一部の発癌メカニズムに関与します。
論文は見つけてあるので、またいつか記事にしようと思います。

あまり大きな声では言えませんが、
上述の病気の人は、
サイトカインストームを起こしやすい人と言われています。

炎症のメカニズムを考えると、なんか納得してしまいますね。

分からないこと、気になることがあれば、
気軽にコメントしてください!

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ODA 未来を創る薬剤師未来を創る薬剤師
メカニズム解明が大好きな薬剤師。もと有機化学の研究者。10年ほど現場の薬剤師と管理職を経験。病気等のメカニズムを分かりやすく伝えようと奮闘中!趣味は食べ物や化粧品の成分を考察すること。運動はするけれど、ある物が原因で脂肪肝・・・